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2009年5月26日 (火)

賞金大会

「どうして賞金大会を開くのか」とたまに聞かれるので書いてみます。


結論から書くと、「観ている人がお金を払う仕組み」を将来的に作りたいからです。

身銭を切って自分で賞金を出すことで、自分が大会開催に対して真剣になります。

賞金が設定されることで、「他の大会とは違う」と参加者に感じてもらえます。

「楽しいものを提供してくれている」と感じてくれた観戦者が、運営費を寄付してくれます。

運営費を寄付してもらうことで更に良い大会をやろうという意気込みがでます。

そしてより参加者も真剣度が増し、観戦者も増えていけば・・・という狙いです。

ただ、一応言っておきたいのは「E-Sports発展のため」にやっていることではありません。結果的につながれば嬉しいのですけど、E-Sports発展を意識してやっていることはどちらかというとLANパーティだったり非賞金大会だったり E-Sports Event News Japan だったりします。

ここからは相当長い駄文です。自分の脳内整理をログに取っといているだけです。この意見を主張する気も反論と真っ向から言い合うつもりもありません。間違えている認識は指摘して欲しいけど。


海外のゲーミングプロは大会賞金などで収入を得ています。これは大きな大会だけではなく、地方で開催される大会などにも参加して小額賞金を得ているようなプレイヤーも多くいます。是非はともかく、ゲームに専念できる環境が出来ることで、その技術が上がっていくのは確実でしょう。そして観ている側も高いレベルのもののほうが楽しくて当然です。

海外では賞金大会が大小数多く開催されていますが、じゃあそのお金は誰が出しているのかというと、実は参加者自身の場合が多いそうです。100人参加の大会で、一人2000円出せば賞金総額20万円分になります。そこにスポンサーが賞品や賞金を追加で出すことはありますが、基本的には「参加者がお金を出して奪い合う」スタイルです。

では日本はどうか。
日本では刑法185条の賭博に関する法律があり、参加者が金銭を供出して平等な条件の下それを取り合うことは禁止されています。※パチンコは「店側の管理下であって平等じゃない」からいいんだそうです。謎。

はっきりいえば雀荘などで良くやられているものです。雀荘は暗黙の合法化というか、戦後昭和からの流れで暗黙の了解的に小額賭博として認められている部分がありますが、これから始まるE-Sportsとしていきなりアングラからスタートするわけにはいきません。ここにはほぼ逃げ道は無く、例えば資本を外国にする(賭博が禁止されていない国が主催して日本人は参加する)ものも、賭博に参加するだけで罪に問われる以上、合法ではありません。ちなみに僕は「この法律のせいで日本でE-Sportsが発展しないんだ!」といった怒りは感じませんし、逆にこういう法律をもつことは良いことだと思っています。賭博の対象としてスポーツが発展することに、何の社会貢献も見出せません。

ではどうするか。答えはシンプルで、日本のスポーツと同じ流れを汲むほうが良さそうです。

では日本でどうやって新しいスポーツが盛り上がったか。 
例えばフットサル。30年をかけて、全国でプレイ人口が増えていってプロチーム結成に至っています。他国ではプロが既に存在していたのも状況が似ています。大きく異なるのが、ゲームには著作権保有者がいることと『日本サッカー協会が、「ミニサッカー委員会」設立』したことでしょうか。

ゲームの著作権保有者、つまりはメーカーですね。メーカーが拒否すればどんな企画も潰れます。キャラクタービジネスの利益が大きい会社では、そういう権利を行使するメーカーもいるそうです。ここは考えても壁にぶち当たるだけなのでとりあえずさておきます。全国統一ルールを作る「ミニサッカー委員会」も、追々必要になるかもしれませんがとりあえずは不要でしょう。

フットサルとE-Sportsの違いとしては、選手に対する影響の概念と地域性でしょうか。フットサルを行うと体が鍛えられます。E-Sportsを行うと頭脳が鍛えられます。・・・と断言されないと最初の問題はクリアできないでしょう。棒は鍛えられると考えています。そして地域性というか人と人とのつながりは非常に大事な要素で、結局は人が人を惹きつけるのです。社会に出ていない学生さんなどは逆にビジネスを論理的・打算的なものとしか思っていないかもしれませんが、実際は人が人を信用してビジネスは成立します。E-Sportsも地域性、人と人とのつながりを大事にしていくことがその発展の近道だと考えているので、オフ会やLANパーティなどを出来るだけ企画しています。

つまりは、何年もかけてプレイ人口を増やしていき、人と人とのつながりを広げ、コミュニティ単位などでチームを作り、その強豪同士が戦うような形式の大会まで発展させた上で企業に社会貢献/宣伝の一環としてE-Sportsチームを保有してもらう方向に進むしかないと思っています。サッカーという母体があってのフットサルでプロチーム誕生37年掛かってます。日本のE-Sportsはどうでしょうね・・・僕は僕なりにやれることを全力でやっていきたいと思ってます。

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コメント

http://www.shogi.or.jp/branch/kitei_kozin.html
このような仕組みがRTSでも作れないもんですかねぇ
裾野が狭いから無理か・・・

投稿: yuuyuu | 2009年6月 3日 (水) 09時51分

JESPAという日本eスポーツ協会設立準備委員会というのがあり、
ここが日本のeスポーツプレイヤーリストを作ると言う話が
あったりもしたんですけどね・・・ どこに消えたのやら・・・

会員制度は面白いですね。
ただ、ゲームだと著作権者(メーカー)がいるので、メーカー以外が
勝手にこういうシステムを作るとメーカーさんから怒られてしまいそう。
怒られると解散するしかないんですよね・・・悩ましいです。

投稿: matsujun | 2009年6月 3日 (水) 10時13分

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